秋って、行事がたくさんあって、楽しいですよね♪
季候が穏やかで、食べ物もおいしくて、
心も体も、たくさん吸収できちゃいそうな気がします。

ところで昨今は‘遠足’のことを‘校外学習’って
いうんですよね。
息子くんが小学生になって随分たつのですが、
どうしても‘校外学習’という言葉が、しっくりこなくて
ついつい‘遠足’といい続けています。

さて今年の息子くんの秋の‘遠足’が
「葛西臨海公園」とわかった時の我が家の会話です。

ぷりん 「あら、いいわね〜。お母さん、行ったことないわ。」
父ちゃん(夫)「えっ。いっしょに行ったじゃない。」
ぷりん 「覚えがないなあ。それ、あたしだった?」
父ちゃん「マグロ見て<おいしそう!>って言ってたの、
      お母さんでしょう。」
ぷりん 「あっ。それ、あたしだ。
     そんなこと言うの、あたししかいないわ(笑)。
     そうだ、息子くん。
     醤油とワサビ持っていった方がいいわよ♪」

息子くん「・・・」

。。。ぷりんのお家は今日も元気です。それでは、また。。。

2006.10.29 Sun l たわいないはなし l COM(0) TB(0) l top ▲

今日は、長いタイトルになってしまいました。
でもね、この話題「おはなし」好きには、
なかなか面白い話だと思うのです。

ことのおこりは、
新人作家の風野祐一氏がHPで発表した
新作童話なのです。
タイトルは「餅つき峠」といい、
何ともやりきれない哀しい恋の物語なのですが、

サイト内のメッセージで
「25年前に一度だけ聞いた故・沼田曜一の民話の語りを元に
記憶だけを頼りに書き起こしたものである」ということと、
「元の民話の情報をご存知の方、教えてください。」
という内容が書かれてありました。

数日後、早くも情報が寄せられたようで、
元のお話は長野県上田市の民話で「つつじの乙女」といい、
また松谷みよ子氏もこの民話を題材にした
「つつじのむすめ」という絵本を出版していると
HP上で発表されていました。

ぷりん、もうワクワクして、
早速ウェブ上で「つつじの乙女」を読み
その後、図書館にイソイソと出かけていって
「つつじのむすめ」を借りてきました。

おもしろい!!!

〜民話「つつじの乙女」〜
 祭りがきっかけで、山を四つも挟んで恋におちた娘と若者。
 娘は、若者会いたさに、夜の山越えを試みます。
 両手に、餅米をにぎりしめて。
 最初は、再会を喜びあう二人でしたが、
 やがて若者の心に疑惑が生まれます。
 毎晩、四つもの山を往復し、
 両手につきたての餅を握りしめてくる娘。
 若者は、娘の中に「魔」を見出すのです。
 そしてある夜、若者は、疑いと、うとましさから、
 山で娘を待ちぶせると、娘を崖の下に・・・
 その後、この崖には、
 血のように鮮やかなつつじが咲くようになったのです。
という、長野県上田市の
「つつじ」の名所から生まれた民話です。

松谷みよ子氏は、民話の再話の業績でも有名な方で、
絵本「つつじのむすめ」は
原話に忠実な内容の作品でした。

そしてね、おもしろいのは風野氏の「餅つき峠」なのです。
25年も前に故・沼田曜一氏の語りで一度だけ聞いたという、
タイトルもわからなかった、そのお話は、
「餅つき峠」という一つのお話になるのですが、
この「餅つき峠」の中には、「つつじ」がでてこないのです。
(風野氏、HP上で
 長野県上田市の方たちにお詫びしてました。)
また、原話では、娘をうとましさや疑いから、
若者が待ちぶせるラストも、
若者は疑いを晴らすべく待ちぶせていて、
勘違いから娘を突き落としてしまうという
哀しい結末になっています。

残念なことに、
風野氏が聞いたという故・沼田曜一氏の語り
「つつじ娘」を聞くことは、もうできないのですが、
たぶん民話「つつじの乙女」に準じる
お話だったと想像できます。

でも、これが語りのおもしさだと、私個人は思うのです。
文字として、確固たるものが残らない語り。
そして、語る人の体温で変化していく語り。
聞いた者も自分の感性で受け止め、
また語り継ぐ時には、その人のお話となるのでしょう。

あの「桃太郎」でさえ、伝わる土地によって、
様々な人物像になっているそうです。
(これもまた、おもしろいんですよ。。。)

25年という時間を経て
風野氏の中で発酵した「つつじ娘」は「餅つき峠」になり
読んでみると、書いた人の人柄が伝わってきます。
そして、読んだ後に出てきた感想で、
読み手の心情も垣間見れちゃいそうで、ちょっと楽しい♪

さて、興味をもたれた方は、下記をご参照くださいませ。
おもしろいですよ〜♪
それでは、また。

「つつじの乙女」長野県上田市の民話

「つつじのむすめ」松谷みよ子

「つつじ娘」沼田曜一(語り)

「餅つき峠」風野祐一

2006.10.21 Sat l 絵本・児童書・読み語り l COM(0) TB(0) l top ▲

実はね、私、
息子くんが小学校に入るまで、読み聞かせって、
家庭などで個人的に行うものだと思っていて、
複数を相手に行うことも、
そういう活動をしている団体があることも
知らなかったのです。。。

その読み聞かせ等の活動をしている方たちは、
お勉強会を開いたりして、
日々その技術を磨きあっているそうです。
そして、その中には
先生と呼ばれる方々もいらっしゃるんだとか。
てっきり、
声優さんとか、プロの語り部さんかと思ったら、
先生もまた、一般のボランティアの方なんだそうです。
って、お話を聞いたのも、ほんの数週間前なのですが。。。

私の経験は、我が子への読み語りから、
小学校の読み聞かせボランティアまでなので、
ノーハウもありませんし、読み方、語り方も我流です。

勉強をしている方たちの「おはなし」って
どんな風なのかしら・・・
好奇心がムクムクッとふくらんできた、ぷりん♪

というわけで、先日、
息子くんが通う小学校のPTA主催で行われた
「<読み聞かせ>先生のおはなしを聞く会」
に出席してきました。

講師にきてくださった先生は、地元の方で、この道30年。
とても気さくで、素敵な先生でした。
読み聞かせ活動のきっかけが、
先生が子どもさんと出席された<読み聞かせの会>だったとか。
私たちと目の高さの近いところで、お話してくださいました。
読み聞かせのプラス面のお話とおすすめの絵本の紹介、
そしてね、読んでくだっさんたんです。。。絵本。。。

うれしかった〜♪
ぷりん、人に読んでもらう おはなし だーいすきなの!
さすがに30年読み続けてこられた方は、声が違うんだ☆
すっかり、聞き入ってしまいました。。。

人の声で聞く おはなしって、
年齢に関係なく気持ちのいいものなんですね。
このことを確認できたことが、
今回一番の収穫だったと思います。

親離れ真っ只中の息子くんが、
読み語りだけは、今だ、止めないはずだ。。。

よし!
今日から我が家の読み語りは、
息子くんに読んでもらおっと♪

2006.10.14 Sat l 絵本・児童書・読み語り l COM(0) TB(0) l top ▲

「おこりじぞう」って、知ってますか?

−−−☆☆☆−−−

昔、日本が世界のたくさんの国々と戦争をしていたころのお話。
広島に<わらいじぞう>と呼ばれる、
笑った顔をした小さな おじぞうさんがたっていた。
昭和20年8月6日。
原子爆弾は、人間も、建物も、おじぞうさんも、全てをふきとばした。
やがて身体中焼けただれた小さな女の子が、
横たわっっているおじぞうさんのところまでやってきて、
ぱったりと倒れるとこういった。
「かあちゃん、みずが のみたいよう。」
すると、今まで笑っていた おじぞうさんの顔が、
すこしずつ変わりはじめた。
やがてそれは、まるで何者かをにらみつける仁王の顔となり、
その目からは、いっぱいの涙が溢れてきた。
それは頬をつたわり、女の子の口へと飛び込んでいった。
涙の水を飲み終わった女の子は、おじぞうさんの顔を見て、
かすかに笑うと、やがて動かなくなった。
そのとき、いっぱいにくいしばった
じぞうの顔がグラッ−と大きく揺れ、
もう耐え切れんというぐあいに崩れ落ちると、
あたり一面にちらばってしまった。

−−−☆☆☆−−−

わたしが、今年の夏、初めて出会った絵本です。

何の予備知識もないまま、
図書館でいきなり出会ってしまった一冊の絵本に、
わたしは動揺を隠せませんでした。

読み聞かせのとき、
自分(わたし)の感情をいれないようにと努めたのですが、
女の子の「かあちゃん、みずが のみたいよう。」のところで、
どうしても、声がかすれてしまます。

読み終わったあとの、10歳の息子の言葉です。

「ぼくは、怒りを感じるから、涙はでないよ。」

。。。わたしは このお話を母親の気持ちで読み、
息子は<おこりじぞう>の気持ちで聞いていたのだ。。。

「かあちゃん」と水を欲する子どもの姿が、
ただただ 悲しい、わたしに反して、
<おこりじぞう>の目を通して出てきた息子の気持ちは、
男としての怒りと、父性の芽のように思えます。

少し辛い読み聞かせではありましたが、
息子の中で大切なものが育ちつつあることを
垣間見ることができた、
うれしいひとときでもありました。。。

 

絵本おこりじぞう

絵本おこりじぞう
山口 勇子、沼田 曜一 他 (1979/01)
金の星社
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2006.10.07 Sat l 絵本・児童書・読み語り l COM(0) TB(0) l top ▲