今日はクリスマス・イブだから
ぷりんの大好きな廣介童話をみなさんにプレゼント♪
私が今まで出会った中で、一番あたたかい冬のおはなしです。
それでは、みなさん、よいお年を!
「こりすのはつなめ」
ある山でのおはなし。
こりすが、ぶどうを食べていました。
そこに こぐまがやって来て
「りすさん、ぼくにも たべさせて。」
と言いました。
でも、こぐまは一つぶ食べると、
あとのぶどうは両手の平でつぶしてしまいます。
それを見ていた こりすが聞きました。
「なんだい。くまさん、どうして つぶしてしまうのかい。」
すると、こぐまが答えて次のような話をしました。
〜雪が積もる冬の間、くまは穴の中で眠り続けて、
春が来て目が覚める頃、くまのお腹の中は空っぽ。
だけど、雪が残る山の中では、
そうやすやすと食べ物は、見つからない。
そういうときには、手の平をちょいちょいなめて、
お腹ふさぎをするんだよ。
そういうときの用心に、秋のうちから、
物をつぶして両手の平にぬっておくのさ。〜
すると、こりすが言いました。
「そんなら くまさん、ぼくにも いちど なめさせて。
そのてのひらを、そのキャラメルを。」
こぐまは笑って言いました。
「キャラメルかい。
うん、なめさせる。おいでよ、いつでも。」
そうして、山は冬を迎えました。
やがて・・・。
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